3ヵ月で公務員試験を合格する方法

2月から公務員試験の勉強を1から始め、計4つの採用試験に合格した筆者が行った筆記、面接対策を紹介します。

たった3ヵ月で受かった私の実際の勉強スケジュール

こんにちは!こむぎです!

ブログのタイトルにもある通り、私は3ヵ月の勉強期間すべての採用試験を突破しました。

TACの講師の方も合格は非常に難しいと怪訝な顔をしていましたが、実際予定していた試験種を変更することもなく合格。

その理由は、

  • 効率をとにかく重視
  • 捨てる科目は徹底的に捨てる
  • 必要最低限の科目のみを受講

以上につきます。効率の良い勉強法やどの科目を捨てたのか?などは別の記事にアップする予定です。

 

今回は、実際に勉強を始めた2月から初めての試験のあった5月までどのようなスケジュールであったのかを紹介します。

 

 

 

2月1日~3月20日ごろまで

TAC速習コースにてWeb授業を受講。1.5倍速~1.7倍速で聴き時短。

一日6コマ程度を目標に受講。

9:00~12:00 授業3コマ聴講

13:30~16:00 授業3コマ聴講

18:00~21:00(22:00) 受けた授業の問題集等に触れアウトプット

 

→知識を頭に定着するためには、質の高いインプットが重要になります。

そのため、独学で参考書を使うよりも予備校などの授業を受講する方が結果的に時短に繋がります。

1日あたりの勉強時間でいうと、およそ9時間あるいは10時間でした。

それほど多くは感じないですよね。

さらに、この時点でのインプットの頭の中の定着度は50%にも満たなかったと思います。

3月の初めにあった特別区の模擬試験はもちろんE判定で結果もさんざんでした。

 

しかし、講師によるわかりやすいインプットを受けているため2回目以降に問題演習でインプットを行った際は1回目よりも効果的に頭に入りました。

 

授業を取捨選択しながら受講すると、なんとか3月20日までにはすべて授業を聞くことができました。

受けた授業は具体的に、

憲法民法行政法、ミクロ・マクロ経済学、財政学、政治学、数的処理、自然科学(生物パートのみ)、人文科学(世界史、地理、思想パートのみ)

 

という感じです。かなり捨ててますね。(笑)

 

3月20日から4月20日ごろまで

一通りのインプットを授業で終えた後は、問題集を使ったアウトプットを行いました。

使ったものはTAC生に配られるV問題集です。

これはTACが本科生に向けて販売しているもので、一般販売は取り扱っていないようです。

授業の単元ごとに問題が作られているため、全範囲を集中的に取り組むことができます。

この1か月はひたすらV問題集を解く期間でした。

1日の例

9:00~12:00 民法の問題演習(抵当権と時効)

13:00~16:00 数的処理の問題演習(判断推理と資料解釈)

18:00~21:00 人文科学全般の問題演習(世界史と思想)

 

こんな感じで、私のおすすめは1日の間に数的処理やミクロ・マクロ経済学を挟むことです。

暗記系の科目と計算系の科目では使う脳が違うのでリフレッシュになり集中力も持続しやすいです。

民法の途中に嫌になったら数的処理の問題を一問やる!とかそんな感じでもいいでしょうね。

 

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 数的推理

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 数的推理

  • 発売日: 2017/08/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 民法1一総則・物権・担保物権[法改正対応版]

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 民法1一総則・物権・担保物権[法改正対応版]

  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

市販されている問題集だったら、上記のようなものでも代用可能だと思います。

第一段階目のインプット(授業を受けた時点)が質が高ければ、

次の問題集を解くときに再度行われる自分のインプットはどのような形であれ有効なものになります。

なので、問題集を使った演習は自分で買ったもので支障ありません。

わからなければ授業を再度受講するなどして、インプットの質を高め脳に定着させていきましょう。

 

4月20日から5月初旬まで

5月の初旬には特別区の本試験があったので、約10日~2週間前から特別区の過去問題集をひたすらにやりました。

過去問に触れるときは必ず最初に時間をはかり、本番の時間配分をどうするかを意識します。

問題を解き終わって自己採点した後は間違った問題だけチェックし、後日に解けるようにします。

過去問のやり方は以下の記事で紹介しています。

 

koumuin-3month.hatenablog.com

 

1日の例

10:00~12:00 専門科目の過去問を時間を計測し実践、自己採点

14:00~15:00 間違えた箇所の復習

15:00~16:30 教養科目の過去問を時間を計測し実践、自己採点

17:00~18:00 間違えた箇所の復習

20:00~22:00 苦手だと感じた場所や今回ミスの多かった単元を問題集で解く

 

4月中はこんな感じで進めていました。

これにたまに論文を書く練習をしたりしていましたが、2.3回しかやっていません。

書き方や対策は、また後日記事にします。

 

特別区試験の2.3日前

直前になると、もうはじめて解く過去問もなくなっていたのでひたすらマーカーをつけた間違えた箇所の演習を行いました。

もう1日中それで大丈夫だと思います。

私は過去に間違えなかったところも不安になってもう一度解いてみたりしましたが、結局問題なく解けることがほとんどだったのでする必要はないと思います。

あとは、論文のネタ収集でしょうか。

特別区は論文の配点が高かったので念入りに行いました。

5月10日ごろから6月15日ごろまで

特別区が終わったあとの試験予定は、次は国家一般職でした。

そのあとに地方上級、大学職員試験と続きましたがこの2つは特別区と国家一般職の勉強さえしていれば受かるので特に対策をする必要はありません。

国家一般職は傾斜的に専門科目の重要性が高いので、私は選択予定だった

憲法民法行政法・ミクロマクロ経済学をひたすら演習しました。

ほかに英語も選択予定でしたが私は大学の専門が英語であったため特に対策の必要はありませんでした。

 

5月中は問題集による演習中心。

苦手単元を徹底的につぶすことに専念しました。

6月に入ったら、時間を計測して過去問を行います。

しかし、時間を計測するのは教養科目だけで大丈夫です。

国家一般職の専門科目は3時間もあり、時間に追われることはまずありません。

要領としては特別区の過去問演習時と同様です。

 

6月2週目あたりからは、正直かなりだれていたので勉強が身になっていた気が全くしません。(笑)

大学受験の時もそうでしたが直前というのはなぜかやる気がなくなってしまうんですよね、、

やらないよりはやったほうが確実にいいので、やる気が起こらないときは論文の対策に切り替えてみたり普段と違う脳の使い方をするとよいかも。

 

そんなこんなで、6月3週目の国家一般職の試験の直前は一日3時間も勉強していなかったような、、

しかし結果的に教養18、専門30くらいの点数で傾斜的にも余裕をって一次を突破できるくらいにはなりました。

 

翌週の地方上級、翌々週の大学職員の試験は全く試験勉強をせず面接対策に切り替えていたので割愛します。

特別区や裁判所、国家一般職を併願している人ならかなり簡単な試験内容なのでさほど対策しなくても大丈夫なはずです。

地方用の論文対策だけしておきましょう。

 

 

以上が私の3ヵ月にわたる公務員試験勉強のすべてです。

意外と勉強時間は少なく、多い日でも1日10時間とかそこらでした。

平均1日7.8時間だったと思います。

なのにすべての試験種に合格できたのは、

  • 授業という質の高いインプットを最初にしていたから
  • 演習は間違えたところを分かりやすく印づけ、のちに必ず復習し苦手を減らせたから
  • できるだけ多くの過去問を買い解いたから

以上があげられると思います。

とにかく効率化!これにつきます。

時間のない中での勉強となる場合は、無駄を減らすことを常に意識しましょう。

 

あとから考えると、私の勉強法も無駄があったと思います。結局捨てることになる化学や物理は授業も聞く必要はなかったなと。

完全効率化を目指せば、2か月での合格も夢じゃないと思います。

以降の記事では、効率のいい勉強法を詳しく紹介していきます!