公務員の給料って?~給料明細大公開~
こんにちは、こむぎです!
今日は、公務員って実際いくら貰ってるの?という疑問に答えていきます。
私は2年弱しか働いていないので、長期的なキャリアプランをお伝えすることはできませんが、、
初任給や昇給の仕方、ボーナスについてわかりやすく解説していきます!
初任給はいくら?
公務員の給料は俸給表で定められています。
https://www.jinji.go.jp/kankoku/h21/pdf/21houkyuhyou.pdfより
大卒程度区分で入った人で前職なしの方は、1級25号俸スタートになります。
上記の表の1級25号俸の欄を見ると、172,200円となっており、こちらが基本給になります。
プラスして、地域手当や一人暮らしなら住宅手当がつき、私の場合は2つ合わせて4万ほど貰っていました。
そこから税金もろもろが引かれるわけですが、手取りとしてもらっていた初任給の額は
約19万円でした。
公務員は働き始めは給料は少ないイメージでしたが、実際そこまで薄給と感じたことはありません。
もし私が一人暮らしをしていないとなると、手取りは17万ほどになります。
さらに朗報です。
公務員の給料支払い日は16日なのですが、4月に入社し4月16日に初めての給料日を迎えたとしても、
満額の約19万がもらえるんです!!
日割りで減額されることもないので、単に半月得した計算になります!かなりうれしいポイントですね!
公務員が貰えるいろいろな手当①住宅手当
民間の賃貸住宅に一人暮らしをしている場合に貰える手当です。
金額は以下の計算式によって決まります。
(家賃の金額 − 25000円)×1/2 + 12000円
簡単なイメージでいうと、
4万の家賃に住んでいると自己負担額は約1~2万円
6万の家賃に住んでいると自己負担額は約2.5~3万円
というような感じです。
また、公務員というのは各地に宿舎という公務員専用のアパートがあり、そこに住むともっと安価に住むことができます。
場所や建物の新しさなどにもよりますが、1人暮らし用ならなんと1万以下で住むことができます!!
しかし、
- 周りに上司や同僚が住んでいる
- 住宅がぼろい
- 光熱費の徴収などを担当になったらやらなければならない
などのデメリットもあるため、私は住む気にはなれませんでした。
なんといっても建物が古すぎます、、コンロも少なくユニットバス(ただ部屋自体は広め)など不便は多々。
それなら、1.2万ほど多く払って自分の好きな場所や家に住んだ方がいいと思って私はずっと賃貸の家に暮らしていました。
しかし、私の友人は月8000円で宿舎に住んでいたので、その安さはかなり魅力ですね、、
公務員が貰えるいろいろな手当②地域手当
住んでいる場所に応じてもらえる手当です。都会に住んでいるほど高くなると考えていいと思います。
マックスで東京の23区内だと基本給の20%なので、初任給だと約3.4万円ほどが貰える計算になります。
異動がない限りは、基本給プラス地域手当をまとめたものが基本給と考えていいでしょう。
公務員が貰えるいろいろな手当③超過勤務手当
いわゆる残業代です。少なくとも、私が働いていたところではきっちり残業代は払われていました。
しかしそもそも残業自体が少ない部署だったので、超勤手当てがついたことは少なかったですが。
超過勤務をした場合は、1時間当たり25%増しで払われます。
いわゆるお役所仕事をしている業種であれば、残業は多いと思います。
その分給料は他に比べ多いとも聞きます。
なので、残業代はしっかり満額払われているということですね。そこは安心してもいいと思います。(?)
公務員が貰えるいろいろな手当④祝日手当
公務員でも、役所のような仕事ばかりではありません。そのような職種である場合は、祝日も出勤しなければいけません。
その代わりに、祝日に出勤すると1時間当たり35%増しで給料が支払われます。
1日の出勤時間が約8時間であれば、だいたい1万円超貰うことができます。
なので、ゴールデンウイークや年末年始を挟む給料の場合かなり通常より高めにもらえるということになります。
去年のゴールデンウイークのように10連休なんかがあれば相当儲かりますね。
その代わり、祝日はありません。
ゴールデンウイークも、年末年始休みもありません。
夏季休暇が貰えるだけです。
公務員が貰えるいろいろな手当⑤夜勤手当
公務員にも夜勤は存在します。
夜勤にあたるのは22:00~24:00と0:00~6:00に実際働いた場合です。
1時間あたりに25%増で給料が出ます。
1月当たりそこまで多いわけではないので、夜勤手当でもらえる額はそれほど期待できません。
他にも配偶者手当や寒冷地手当などもありますが、とりあえず採用後すぐもらえるような手当はこのくらいでしょうか。
いろいろ手当てがつくと少なく見える基本給も実際手取りでは多かったりします。
ボーナスはいくら?
公務員は6月30日と12月10日にそれぞれボーナスがもらえます。
ボーナスとは、期末手当と勤勉手当という形で支払われます。
簡単に言うと、期末手当は一定の金額が貰えるのに対し、勤勉手当は人事評価でいい成績を取ると上がることができます。
- 期末手当:基本給+地域手当×1.3
- 勤勉手当:基本給+地域手当×0.92 (成績優秀者の場合この倍率が1.03~1.15)
この2つを合算してもらえるので、大体の場合40万円前後になります。
人事評価が高ければ2~4万円普通より多くなります。
私が働いていた職場では、若手の中でも数人はA評価(ボーナスが増える評価)を貰えていたので、決して不可能ではないです。これは職場や上司によるところが大きいですね、、
民間企業のボーナスに比べると見劣りするかもしれないですが、安定して40万程度が半年に1回貰えるというのはかなり嬉しいところ。
4月入社の場合は、1~6月分の査定の6月ボーナスのうち3ヵ月分不在ということになるので最初のボーナスはだいたい10万円程度がもらえます。
昇給はいつ?どのくらい増える?
最後に昇給についてお話します。
公務員はたいてい1年ごとに4号俸上がります。
だいたい8000円ぐらいが毎年基本給としてプラスされる感じです。
しかし、能力評価という人事評価で好成績をおさめると、これが5.6号俸ほどあがります。
能力評価は9月に毎年1回行われる評価体制ですが、ボーナスの時に上がる人事評価とはまた別もの。
こちらの能力評価の方が上がりにくく、号俸が上がる人は少ないです。
しかし実際に能力評価で高評価をとり、号俸が上がった友人も何名か知っているので、決してないわけではありません。
勤務態度次第あるいは上司に気に入られるか次第ですね。。
以上で、公務員の給料についてお話ししました。
基本給を見ると少ない!!と思うかもしれませんが、実際の公務員たちはこれ以上に貰っている人が大半です。
理由は、
- 残業をたくさんしているから
- 祝日に出勤して祝日手当をもらっているから
ということですね。
前向きな理由ではありませんが、それは民間企業でもどこでも同じような状況であり受け入れるしかないところかもしれません。
- 残業を多くする役所仕事=祝日があり1年を通して多く休める
- 祝日出勤する仕事=定時であがりやすいが1年を通して祝日が夏季休暇しかない
このようなイメージです。
どちらがいいか、ご自身のライフスタイルに合わせて就職活動に役立ててみてください。